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東川のブログ
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夏。

なぜ夏が好きなのか。


と聞かれたとして、その問いかけに上手く答えられる気がしない。

無自覚な理由。

自覚する努力をしても、まるで誰かに渡された原稿を読むみたいな、そんな、感情の上を通り抜けて行くみたいな言葉が頭に溢れ始める。


恐らく、これが理由かな?と言う姿勢で、簡単にそれらの言葉を並べてみることにする。



私の大好きなものがつまっているからだ。



私は、家が好きだ。

あの家、奈良にある大きな実家だ。


夏になると、夏休みと言う自由が待ち構えてる。

ウェルカム夏休み!おいでませ夏休み!とポップでカラフルなデザインの門が、7月20日あたりで私を待っている。


夏休みに入ると、大好きな家に居られる。

朝一でラジオ体操に行って、涼しいリビングで朝食を食べて、ピアノを弾いて、自室でゲームをして、またまたリビングでテレビを観て、お婆ちゃんとお昼寝をする。

少しだけうたた寝をして先に起きたお婆ちゃんがかけてくれたタオルケットの香り。

お母さんが夕飯を作り始めてる気配。

お父さんたちが帰って来て、私も起きる。


野球中継の音と、おじいちゃんやお父さんが飲むビールの匂い。

静かな夜の夏の音。


朝起きると、またまたラジオ体操。


いとことお泊まり会。


好きなものだらけ。



ずっと続く夏休み。

そんな風に思ってた。


大人になってから何度も迎えた夏。


けれど、どの夏も、あの夏やあの夏に勝てやしない。


どんな楽しい計画を練っても、どれだけお金をかけても、どれだけ自由に過ごしても、あの夏に勝てない。



あの夏を追い求める気持ちが、やがてノスタルジックを濃ゆくして、第一感から第六感まで支配して、夏をどんどん切なくさせる。


私にとって夏とは、とても特別なものなのである。



けれど、本当にこれだけが理由なのかわからない。

なにが本当の気持ちかわからない。


私が感じる、私の中にしかないこの夏を、滲み出させることも、ひとつの楽しみ。


周りは、観たいように観て、聴きたいように聴いて、好きなように利用する。


それが他人同士で、それがお互い。


私のこの日記は、私の夏について私が書いただけ。


それぞれが、それぞれの、8/31を過ごす。



またね。
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東川遥
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