偽物のクセ

例えばね、
《新鮮を売りにしたレストラン》が、期限切れを出してたりさ。
《豆に拘った珈琲店》が、とりあえず安い豆の珈琲を適当に出してたりさ。
《家族の大切さを説く人》が、家族とちゃんと向き合ってなかったりさ。

そこにポリシーがあるのなら。
そこに自覚があるのなら。
きっとプラスに働くことがある。


けれども、その“矛盾”に気付くこともなく、やり過ごしているケースがあるとしたなら、いつまでたっても《本物》になることは、出来ないと思う。

その道を極めることが出来ないから。

嘘っぱちの嘘つきの嘘野郎だから。

偽物のまま、偽物の癖が染み付いた身と心で、偽物の道を進むだけだから。


そんな風になりたくなかったら、どうか、自分にだけは、嘘をつかないでいて欲しい。

自分に嘘をつかず、間違ってることや違和感や未熟さを《自覚》して、自分と対話していて欲しい。

そうすれば、きっといつか、本物になれるから。

苦しくても、自分のことをしっかり観て。

《何かのために自分を奮い立たせる》そんな自分でいてほしい。

そう思います。